間が空いてしまいました。
ウマの育成は難しいものです。
さて、少し前の話になるのですが、九州へと出かけておりました。
その行程のなかで、豊肥本線(熊本→大分)を特急「あそぼーい!」に乗って移動したのですが、道中に「マヤ検」に偶然出会うことができました。
そのときのお話です。
3月7日、観光特急「あそぼーい!」に乗って熊本から大分へ。
初めて乗車するキハ183形や、車窓を楽しんだり、車内販売のものを食べたり飲んだりしていたのですが、熊本から大分までは3時間の道のり。
気が付けばウトウトと…。
…ふと目が覚めて窓の外を見ると、途中の通過駅(場所は失念)で、DE10形牽引のマヤ34形を目撃。
驚いて目が覚めちゃったので時刻などを調べてみると、どうやら乗車しているあそぼーいの後ろを追って大分駅までやってくるとのこと。
せっかくなので見ておきたいなと思い、大分駅で待ち構えることに。
やってきました。
九州特有の黒色塗装のDE10形に挟まれ、真ん中にマヤ34形が繋がっています。
マヤ34形客車、この車両を使用した検測運転が通称「マヤ検」と呼ばれています。
かつては全国各地に配置され軌道関係の検測を行っていましたが、次第に新車に置き換えられ、現存するのは九州のこの1両のみになりました。
昔は関西でもたまに見かけました。
電化路線ではクモヤ145と、非電化区間ではDD51などに牽かれ走っていました。
よく見かけた京都所属の車両は随分前に廃車になってしまいました。
黒いDE10形ディーゼル機関車
進行方向や駅設備の都合で機関車が前後に付く「プッシュプル」方式のようです。
ななつ星などの牽引機でもあるのでこの色なんでしょうが、写真映えはなんとも…。
ナンバーの文字が金色なのは格好良いです。
九州に残るマヤ34 2009は、ヘッドライトが装備されているのが特徴です。
機関車が後ろから押して進む「推進運転」のときに点灯するそう。
一度見てみたいものですね。
側面には高速軌道試験車や連結注意など独特の文字たちが。
監視用の出窓も見えます。
さまざまな車両との連結に対応するため、連結器は双頭連結器を装備しています。
約20分間停車ののち、折り返して大分車両センターへと走っていきました。
今回は撮り鉄をメインとしない旅行でしたが、ついつい夢中でカメラを向けてしまいました。
偶然珍しいものに出会えると嬉しくなりますね。
そういえば、8年前に初めて熊本へ行った時にもマヤ検に遭遇していました。
この時も豊肥本線でしたが、今とは違い機関車の色は国鉄色でした。
やっぱりこの色のほうがいいですね…。