軽い話題です。
関西の103系には、弱冷房車のサボ受けが設置されていました。
これがついている姿が当たり前すぎて、103系の標準装備だと思っていたんですけども、このサボ受けって西日本特有の装備だったんですね。
たしかに東日本の車両は弱冷房車ってステッカー表示ですし、昔の写真を調べてももちろんついていません…。
これが設置されたときのことはさておき、撤去されたときの話です。
西日本の103系にはこのサボ受けが設置されており、弱冷房車の場合にはその表記のサボが差さっていました。
※広島エリアなど、一部車両は横長のサボ受けが設置されていました。
2006年になり、関西地区の103系ではこのサボ受けが撤去され、弱冷房車はステッカーによる表記に変更されました。
号車札サボ受けはそのまま、弱冷車サボ受けのみ撤去されステッカーに変更された姿
(モリ1番編成 2006年6月10日)
2006年の6月頃より順次撤去されていったものと記録しております。
この作業がまぁまぁ雑で、検査入場と同時ではないため塗装が剥がれたところを部分的に塗り直していたのですが、色が合っていなかったり車体に傷があって痛々しい箇所もあったり…。
上写真のはだいぶ綺麗なほうです。
撤去跡に合わせてタッチアップされた車体 その箇所だけ色が薄い
(モリ25編成 2006年7月7日撮影)
同じく撤去跡のタッチアップ箇所が目立つ車両 こちらはその部分のみ色が濃い
(クハ103-1 2006年6月29日)
サボ撤去は奈良・日根野の車両、そして201系・205系にも同時期から順次施工されましたが、修正部分は同じようになっていました。
早いペースでしたので、数か月後には大半の車両で撤去が完了していたかと思われます。(何両か残ってた気がしないでもない)
模型の話をしますと
GMの塗装済みキットの103系は、最初に出た40N更新車にはサボ受けのモールドがありましたが、次に出た関西型にはありませんでした(初期車も無し)
201系は最初に出たスカイブルー・オレンジはサボ受けのモールドがありましたが、後に出たウグイスは実車を反映してモールドがなくなりました。
近年発売されたGM限定の未塗装キットはどうなんでしょうか…?
モールドがあったとしても位置が間違ってたり、そもそも実車が車両によって位置がバラバラだったりするので、あまりアテになりません。
製作の際には時期による有無のほか、位置や撤去跡にもこだわってみると良いかもしれません。