E231系やE233系といった東海道線を走る車両のほか、相模線の205系が所属している車庫ですが、その場所は国府津駅から分岐する「JR東海の御殿場線」沿いにあります。
先日、鎌倉総合車両センターへの職員輸送に使用されていたクモヤ143のことを記事にしましたが↓
今回は国府津車両センターのお話。
ここも駅から離れており、クモヤ143系での職員輸送が行われておりました。
その道中に、到着時間を合わせて国府津駅で下車しました。
17時半、国府津駅にやってきたクモヤ143-4(2008年7月撮影)
国府津車両センターに配置されていたクモヤ143-4は、なんと湘南色!
2007年の検査出場時に通常塗装から湘南色に塗り替えられました。
過去に使用されていたリバイバル塗装というわけでもなく、このときが初めてとなるオリジナルのカラーリングでした。
クモヤといえば青に黄色の警戒塗装が定番のところ、まさかの湘南色に衝撃を受け、これは見ておきたい…!と寄り道をしたのでした。
ドアには「締切」のステッカーが貼られています。
このクモヤ143-4の特徴として、側面の固定窓が本来であればHゴム支持であるところ、Hゴムのない姿になっています(反対サイドは1か所のみゴムあり)
今の東海道線車両と、かつて東海道線が纏っていたカラーリングに塗られた入換車…。不思議な並びです。
単なるツートンではなく、113系に似せた塗装なら更に面白かったかも…?
2分ほど停車ののち、すぐに車庫へと帰っていきました。
数年後にはここも職員輸送自体が終了。
クモヤ143-4は、前回紹介した鎌倉所属の車両と共に2011年に廃車されました。
余談
熱海から国府津まで乗車したのは211系の快速アクティーでした。
側面帯が太い、元横須賀線のサロが連結されています。
国府津でクモヤを見たあとは横浜まで移動し、寝台特急富士はやぶさを撮影していました。
なんともいえない写真ですが…列車自体が無くなってしまった今見返すと、なんでも撮っておいてよかったなぁと思います。