特徴的な車体の「配給電車」クモル145/クル144
最後の1編成が先日、吹田工場へ廃車回送されました。
回送は他に予定があり見れなかったのですが、せっかくの機会ということで少しではありますが近年撮影することができたクモル145の写真を載せます。
●2013年11月22日
走るよと聞き、高槻駅で。これが私が初めて見た動いているクモル。
吹田→向日町の回送スジで夕方17時ごろ。夏なら余裕で撮れる時間ですが11月だとこの通り。途中ノンストップですが比較的明るいであろう高槻駅にて撮影しました。
運番部分には京都総合車両所開設50周年の文字が。
●2014年5月8日
検査出場の本線試運転がありました。
用事を終えて向かったのでここで撮るのが精いっぱいでした。
ホーム端はすでに場所が無かったので少し後ろから。
前回とは違い明るい時間、ゆっくり通過するとあって特徴的な姿もよく眺めることができました。
●2017年12月25日
クリスマスですね。京都鉄道博物館で特別展示が行われました。
外と繋がり搬入・搬出できる展示線を有効に活用し、特徴的かつ普段見る機会のない車両を展示してくれました。
上からも眺めることができる展示スペースの構造を生かし、荷台には車両部品たちが置かれました。往年の配給電車はこうだったということですね。
他にも車両をいろんな角度から見ることができ、貴重な機会でした。
●2018年3月26日
鉄博展示後に吹田入場し、綺麗になって再び本線試運転が行われました。
前回は岸辺で撮っただけだったので、往復ともしっかり撮れてよかったです。
●2020年1月26日
再び京都鉄道博物館で展示が行われました。
方向幕が黒幕(103系の流用)に。
今回は荷台・車内(クル144側)の見学ができました。
ここに上がることができるなんて…。
●2020年1月27日
●2020年3月7日
わりと最近まで知らなかったのですが、向日町では休日の昼間に構内をクモルが走っているのです。
鉄博で止まっているのを眺めたら今度は動いているところが見たいよね~ということで見てきました。
上は駅近くの踏切からの写真。結構じっくり見れました。
●2021年8月15日
そして私がクモルを見た最後の機会、3度目の京都鉄博展示です。
JRから正式に引退が発表され、記念として展示されました。前面には記念装飾も。
そして今回も荷台・車内見学(クモル145側)があったのですが、今回は有料かつ人数限定の事前申し込み制。
5分間だけですが自分だけで車内・荷台をじっくり見学できるというものでした。
広い荷台を独り占め…。
103系みたいな顔をして、トラックのように荷台のある不思議な車両。
存在は知っていても向日町の車窓に見えるだけで、走っている姿はおろか近くで見たことすらありませんでした。
そんなクモル145も、運が良いことに試運転を撮影する機会もあり、京都鉄博が出来たおかげでじっくり眺める&中を見学できる機会もありました。ありがたいものです。
最後の回送は見れませんでしたが、動画を見るとかなりの爆走だったようで…。
引退は残念ですが、ここまで持ってくれたのが逆に奇跡かもしれません。
いままでお疲れさまでした。