長らく続いたジオラマ製作記事も今回で最終回です。
完成したジオラマを見てほしい記事、後編です。
▲前回の記事はこちら
今回は博物館、館内の様子です。
まずは全景

高架下部分へ館内をデフォルメして再現しています。
表側は第2展示場を再現しましたが、裏側は本館。
実際はこんな位置関係ではありません。

そういえば触れていませんでしたが、環状線はトミックスのレールにGMの高架プレートという組み合わせ。
他のレールとの接続は考慮していません。
転動防止のために鉄コレ展示用レールの車止めを設置しています。

館内には沢山の展示物がありましたが、その中でも
「自分の記憶に一番残っているエリア」
を再現しました。
幼少期、ここに連れていってもらってなければ、今の自分は無いと思います。
いや、無いほうがいいのか…?
…
まずはこのジオラマを作るきっかけとなった
【221系電車シミュレータ】から。

余っていたジャンクボディを切り出したのが発端でしたが、気に入らなくてもう1個切ったり…。
表記類も簡単にですが再現しました。
覗き込まないとわかりませんが、運転している子と見守る親の人形も設置しています。

こちらは実物。
私は車体をカットしましたが、これは前頭部のみ製作されたモックアップです。
当時の最新車両であった221系が運転できるとあって、休日には行列ができるほどの大人気コーナーでした。
私もその中の一人。
今でも221系が好きである理由はここにあるのかもしれません。

かつては福知山線が運転できたのですが、ある出来事をきっかけに休止。
再開した時には映像が差し替えられ、なんと中央線の三鷹→西八王子が運転できるようになりました。
221系関係ないやん!と衝撃を受けた記憶があります。
時間交代制で、駅間を走行中でも強制的に停車させられるという、今思うとシミュレータとしてはありえない造りでしたが、それでも当時は楽しかったものです。
次の人に交代したかのセンサーが椅子の加重にかかっており、待ってる人が居ないときはもう一度座りなおすことで運転を継続できました。
閉館後も車体だけは京都鉄博に移設され、未更新の221系を拝める貴重な個体となりました。
京都に行ったときは毎回拝んで帰っております。

映像画面は実物通り角度をつけて3面に。
”運転しているところを後ろから覗き込んでくる人”も設置しました。

221系の隣には、車輪とエンジン(?)が飾ってありました。
この展示物はあまり記憶にないのですが…
写真を見るに、手前のマスコンを操作することでエンジンが実際に可動したのではないかと思います。
キハ58?の模型があるのも見えますね。

鉄コレのダミー車輪と、手元にあった何かの床下機器パーツをそれっぽく配置しました。
博物館っぽさが出てお気に入りです。

隣にはパンタグラスなどの車両部品解説コーナーがありました。
これも再現する気まんまんでパンタグラフを用意していたのですが、スペースの都合で省略…。
シミュレータの221系を飾るなら、一緒にやりたいと思っていたのがこちら。

実際にドアやパンタグラフなどが操作できる、101系です。
普段から馴染みのある大和路快速と大阪環状線が、触れる状態で展示されている!って、当時めちゃくちゃ激アツだったんですよね。
これは101系で、外を走っているのは103系。
違う電車だという事を知ったのは何年も後の話です。
高架下に作られた博物館ということもあり、柱の多い窮屈な場所に展示されていたのが印象に残っています。

ということで、思い出の展示物である環状線を、GMの板キットから製作しました。
邪魔な柱も再現しています。
周囲の柵はカトーの歩道を加工して植えています。

これもモックアップで、鋼体むき出しで車体構造がわかるようになっています。
これがまた厄介で…。

ひたすらプラ棒を切って貼ってを繰り返して再現しました。
一番時間のかかった展示品ですが、完成した時の達成感はひとしおでした。
台車も実物同様に、部分的に青色に塗りました。

内装も作り込んだので、屋根は接着しないようにしました。

実物は車内に入ることができ、ドア開閉、パンタグラフ昇降、マスコン操作により台車と制御器が稼働するようになっていました。
特にドア開閉は大人気で、散々みんなに遊ばれて動きがガタガタになっていましたね。
私もよくやりました。

ということで車内もできるだけ再現してみました。
床下もくり抜いて、覗き込むと車輪が見えるようになっています。

乗務員室外に車掌スイッチが移設されていて、それを操作することでドアが開閉できました。
それっぽい感じで、遊んでいる子(黄色)を置いてみました。
適当に買った人形、子供サイズが女の子しかいなくて…。
車端には適当な床下機器を上下逆に設置。
中身がシースルーになっていて、カチャカチャと動く様子を見ることができました。

乗務員室内も簡単に再現。
めちゃくちゃ覗き込まないと見えないレベルですが…。
実物の展示品の話をします。

101系の隣には、改札機などが設置され、駅を紹介するコーナーがありました。
設備に時代を感じますね…。
いわゆるパタパタ表示機は、自分で操作することができたので、やったことがある方も多いと思います。

その隣はCTC制御盤。
昔の奈良線のもので、手前のモニターには奈良線に乗って買いものに行く的な映像が流れていて、当時は訳もわからずずっと見ていた記憶。
このあたりも再現したかったのですが、スペースの都合で…。
いやスペースというか、0系の都合なんですよね。
ジオラマ内に設置する先頭車1両に対して、やりたいことが多すぎる。
2両くらいあれば、いろいろとできたのですが…。

ということで101系より先の展示をバッサリ切り捨てて、0系先頭部付近にあった駅案内板などの展示を再現しました。
手前が寂しかったので、ペーパキットのバイクを数台設置。

実際にはここも柱がめちゃくちゃあるのですが、さすがに邪魔すぎるので再現しませんでした。
このあたりは飛行機や船舶なども展示されていたコーナーでしたね。
あまり記憶にないです。

この横には、茶色い機関車や古そうな車が展示されていました。
ちょっと考えたのですが、機関車がどう見ても収まらない…。

そしてこの先には鉄道模型パノラマがありました。
思い入れという意味では一番デカい展示物ですね。
これを何度も見たせいで、こんなことに…。
余談ですが、ここに辿り着くまでに天井から吊ってある飛行機の下を通らないといけないんですが、それがなんとなく怖かった。
落ちてくるわけないのに。

加工など今後のことも考えて、館内は外れるようにしておきました。

せっかくなので裏側からもお見せします。
0系も違う車両に入れ替えできるようにと、あえて固定はせず。

101系、裏側はちゃんとドアを開けてアクリル板で塞いでいます。
昔は金網でしたね。
最後に


大阪環状線のジオラマなので、並べる車両はいくらでもありますが
普段は原形の221系と、381系スーパーくろしおを並べて飾っています。
幼少期の憧れ車両です。
と、いうことで、長々と記事を書いてきましたが、これにて完結です。
この製作記を書き始めてから今日までが、ジオラマを製作していた期間と同じなんです。
あまり情景を作ったことがない身でしたが、本当に楽しくて、あっという間に形にすることができました。
これも製作支援と資料提供があってのことで、改めてお礼申し上げます。
イベントでも見ていただいた方、お褒めいただいた方、ありがとうございます。
今回はたまたまいいアイデアがあっただけで…
変にハードルが上がってしまって、次作るのが怖くなっています。
思い入れのある車両や風景を手元に残せるのが鉄道模型のいいところだなと、改めて感じました。
気軽に始めることができる100均ケースジオラマ。
皆さんもぜひ。
▼ここまでの製作記事はこちらから

















































