京都鉄道博物館で開催中の大阪環状線60周年企画展にあわせ、奈良線で活躍する103系が特別展示されることになり、その搬入作業が2021年12月17日に行われました。
その様子を見てきましたので簡単にレポートです。
搬入作業が11時からということで、10時すぎに到着。
いつも入館すると展示車両の間を抜けて本館へ向かうのですが、今回は目的がありますのでまずは梅小路の扇形機関庫エリアへ。
機関庫の中から、転車台の奥に103系が見えます。
普段は見ることのできない光景にテンションが上がります。
前日の夜に奈良から回送されてきた、103系NS407編成が留置されていました。
103系の後ろには展示スペースから追い出されたトワイライトエクスプレスの客車、留置線には221系とはるか、そして新幹線、奥には東寺の五重塔と、情報量の多い一枚です。
10時35分、横に停車していたDE10 1188号機と連結。これで搬入作業を行うようです。
赤い機関車と緑の電車、見慣れない組み合わせです。
本館屋上の展望デッキに移動しました。
ここで入換え作業を眺めます。
10時45分、DE10牽引のもと入換作業が開始。
まずは京都駅側へ引き出し。
しばらく停車して折り返し、ゆっくりとこちらへ向かってきます。
京都タワーを入れた定番の縦構図で。
一度停車しましたので、この間に本館とSLエリアを結ぶ連絡通路へ移動してみます。
ここで前面の幕を回していました(手動)
これは近くで見たかった…。判断を誤りました。
ゆっくりと搬入されるシーンを横から眺め、再び本館へ。
先頭車1両が屋内に入った状態で停止していました。
ここで先頭車1両だけを切り離し、3両だけで入換を開始
ポイントを切り替え、隣の線路にやってきました。
なんか無架線エリアだと廃車されたみたいで少し寂しい気持ちになりますね…。
先頭車が置かれた隣に中間車がゆっくりとやってきます。
奥まで押し込み、中間車は搬入完了。
切り離して先頭車のみで入換を開始します。
ふたたび連絡橋へ。
あっちこっち行ってますが時間に余裕があって移動できてるわけで、館内を走ったりはしていません。(念のため)
DEに押されて館内へ進む光景を横から。
先に置いていた先頭車と繋いで奥まで押し込むので、時間がかかっています。
特徴的な旧京都駅屋根、トワイライトエクスプレスの前をゆっくりと横切っていきます。
所定の位置まで押し込み、11時40分、搬入完了です。
搬入口の扉が開いているうちに1枚。明るいですね。
こうして、先頭車2両と中間車2両の横並びで展示されることになりました。
真ん中で切って2両2両にするのかな?とか思ってたんですけど、わざわざ手間かけてこう置いたということはモハ同士は切り離ししたくない(できない?)のかな…?と思います。
クハ103-216側は51Aで、往年の環状線直通運用の雰囲気。
しかしよく見たら区間快速ではなく大和路快速でした。これはこれで珍しい…。
あとはいつも通り、車両外観・屋根などが見れるわけですが、特に何もなかったので省略します。
これまで何度も見に行った京都鉄博の展示車両ですが、搬入作業を見るのはこれが初めてでした。
搬入作業ならではの光景や場所で撮ることができたこと、京都タワーや五重塔など京都らしいモノと一緒に収めることもできてよかったです。
いつまで走るかわからないウグイス色の103系、こういった機会を大切にしてこれからも記録していきたいですね。
おわり