新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2021年を振り返りもしないまま2022年になり、もう3日が経ちました。
今日は1月3日、そう、103系の日ですね。(むりやり
103系の日ということで、京都鉄博のクハ103-1のことを書きたいと思います。
京都鉄道博物館には103系のトップナンバー、クハ103-1が保存されています。
末期は阪和線で活躍し、2011年の引退後は吹田工場に保管されていました。
それがオレンジ色に綺麗に塗り直され、搬入されたのですが、その姿がこちら。
車体の保安表記は貼り付けられているものの、前横ともにJRマークは無し。
細かいことを言うと、運行番号も森ノ宮のアルファベットMになっていますが位置が違う。方向幕も環状線を出しているけど仕様は阪和線時代のまま…。
という、なんとも言い難い仕様での展示となりました。
国鉄時代っぽくしたかったのか?にしては仕様が違いすぎます。
103系ファンとしては残念に思う姿でした。
2007年に検査を受けて日根野に転属した当時の姿がこちら。
西日本の博物館ですしクハ103-1が長く在籍したのは森ノ宮ですから環状線仕様にしたのでしょうが、中途半端な仕様であれば水色のままでよかったのになと思ってしまいます。
そんなクハ103-1が、大阪環状線環状運転60周年記念の企画展に合わせて姿を復元したということで見てきました。
それがこちら。
JRマークあり!前面車番あり!区間快速!
これです!これ!
開館から5年で、ようやく「ちゃんとした姿」になりました。
何か物足りなかった姿が、少し細工するだけで見慣れたあの頃の姿に。
運番も変更されて、ちゃんと「11M」になっています。
細かいことを言うと森ノ宮在籍時代にワイパーは増設されていなかったのですが、そんなことはいいです。
私が追いかけていたあの頃の103系が目の前にいる。時間を忘れてずっと眺めていられます…(実際は気温が寒かったのでちょっと見たら館内に戻りました)
方向幕も森ノ宮のモノに。私が訪れたときは区間快速を出していました。
森ノ宮車だけ文字が大きくて、この幕だけ文字が2段書きだったんですよね。特徴的で好きな表示でした。
もう15年くらい前ですか、懐かしいですね…。
よく写真を撮ったこの頃は、オレンジ色が褪せてきていて、この編成に繋がる体質改善車とは色の差もあり結構目立ちました。
京都鉄博のクハ103-1は見慣れないくらい鮮やかなオレンジですが、
クハ103-1がオレンジ色で最後に検査を通った2004年には、綺麗な姿を見ることができました。
まだカメラを持って写真を撮るということを覚える前でしたのでこの写真しかありませんが、撮っておいてよかったです。
企画展に合わせて実施された今回の復元(?)仕様化。
求めていた姿にやっと会うことができました。
企画展自体は3月までということで、その後これがどうなるのか…。
シール剥して元に戻したり…しないですよね…?