トミックスから新製品発表のありました、103系大阪環状線(黒サッシ)セットについて書いています。
前回記事では、通常品の黒サッシ統一編成とその展開について記事にしましたが
▲前回記事
今回は、特別企画品の混成セットについてです。
【初期車・黒サッシ 混成編成について】
特別企画品セットは
・先頭車は2両とも初期車(新規金型)
→ドア窓はHゴムあり、なし(金属押さえ)のそれぞれ1両づつ
→ジャンパ栓取付穴はユーザー加工
・中間車は6両とも黒サッシ車(通常品と同等)
となっています。
先頭車については、今まで交換作業が必須だったHゴムのないドア窓や、ジャンパ栓のない500番台が発売されることにより、無限の可能性を秘めています(大げさ)
▲0番台初期車 ドア窓周囲にHゴムがないため、金属押さえと判別できる。
▲前面にジャンパ栓がないのが特徴の500番台 写真のドア窓はHゴム押さえ
さて、製品そのままで再現できるであろう編成は以下のとおりです。
201系投入直前の編成で、妻窓の有無は不明です。
●モリ3番編成 (2006年に奈良へ転出)
Tc103-9+M103-511+M102-667+T103-413+T103-414+M103-512+M102-668+Tc103-168
※クハ103-168はドア窓金属押さえ
●モリ6番編成 (2008年に日根野へ転出)
Tc103-65+M103-530+M102-686+T103-405+T103-406+M103-531+M102-687+Tc103-514
※クハ103-514はドア窓金属押さえ
※クハ103-65は2008年1月にワイパーが増設されました。相方のクハ103-514は廃車を見越してか増設されず。
●モリ7番編成 (2008年廃車)
Tc103-66+M103-507+M102-663+T103-407+T103-408+M103-508+M102-664+Tc103-529
※クハ103-66はドア窓金属押さえ
※クハ103-529は前面車番の位置が高い
いずれも500番台の有無、ドア窓金属押さえの対象車の位置など、少しづつ違いのある編成たちです。
環状線の103系には、先頭車だけ初期車&中間車は更新車 という組み合わせが多数存在していましたが、中間が6両ともN40更新車(黒サッシ)というのは上記3本だけだったように思います。
ここから、さらに違う形態の更新車を足していくと、もっといろんな編成が作れるのですが…現状のラインナップから考えると、今やるべきではない気がします。
銀サッシのモハユニット、初期車のサハを用意すればこういった編成も再現できますが…。
これならもう全部GM製品で揃えたほうが統一感ありますよね。
何より、特別企画品は8両セットなので、自由度がありません。
足した分だけ車両が余ります。
つまり、余った車両でまた別の編成を…という無限ループに突入してしまいます。
ふふふ…。
なお、先頭車だけ生かして
こんな編成という手もあります。さすがにもったいないかな?
先頭車だけもっと欲しい!ファーストカーミュージアムたのむ。
さて今回の記事では2005年頃の編成例をご紹介しました。
が、これはあくまで一例で、この頃の103系の組成はコロコロ変化しておりました。
急にユニット単位で差し替えがあったり、サハを抜いて6両でゆめ咲き線の代走運用に入っていたり…。
今のように編成が固定されておらず、バラのユニットを組み合わせて走らせていた103系ならではかと思います。
2005年、201系転入前~後の過渡期
楽しかった「あのころ」の大阪環状線
ついに完成品で発売されます。
皆さんもぜひお手元に如何でしょうか?
※案件ではございません。