安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

さくらライナー比較!ポポンデッタ&マイクロエース

近鉄26000系「さくらライナー」のNゲージ鉄道模型が、

ポポンデッタとマイクロエースの2社から発売になりました。

 

 

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▲ポポンデッタ製品購入記事

 

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マイクロエース製品購入記事

 

実車が登場して30数年、いままで金属製キットでしか製品化されていなかった車両が、今年になり2社から完成品として製品化。

奇跡ですね。本当。

 

 

ということで2社の製品を並べて見比べてみることにしました。

 

 

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(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

まずは先頭部から見てみます。

 

目に入るのは屋根と床下の色合い。マイクロエース製品は明るめのグレーなのに対し、ポポンデッタ製品は濃いめです。

 

 

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(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

前面窓回りもマイクロエースは黒、ポポンデッタはグレーで塗られています。

 

塗装の角のアールや斜めの角度も違いますね。

実物はというと…

 

 

こんな感じ。

リニューアル出場直後の写真なので、一番綺麗な状態のときです。

 

個人的には、

 

屋根と床下のグレーはマイクロエースの明るめが近い

前面窓回りの色は黒色なのでマイクロ

黒塗りの塗り分けはポポンでった

ピンク帯の色味はマイクロ

車体裾のグレーはマイクロ

スカートの色はポポン…

といったところでしょうか。

 

 

(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

マイクロエース製品は、前面下部の張り出しが別パーツになっているのですが、それの継ぎ目が目立ちます。

塗り分けをシャープにするためでしょうし、実際良い感じではあるのですが、これだけは少し残念ですね…。

 

マイクロエースは前面側面ともに、ガラスが水色成型になっています。

 


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(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

乗務員室の窓の再現が、マイクロエースはとても格好良いです。

ただ、マイクロエースはこれまでに近鉄電車を出しているからか、台車が恐らく他形式の流用品です。

モールドがしっかりしてるのは良いのですが、形状がちょっと違います…。

 

 

これについては台車も新規作成のポポンデッタのほうがしっかりしていますね。

 

 

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(←ポポンデッタ ・ マイクロエース→)

この写真だけ並びが逆ですみません。

前面の種別灯ですが、ポポンデッタは縁の再現があり、マイクロにはありません。

 

またライトレンズのLED枠もポポンデッタは平面に印刷再現、ポポンデッタはモールド再現になっています。

 

スカートの形状もちょっと違いますね。

 

 

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(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

真上から。ちょっとだけ形が違いますね。

前面下部の張り出しの上面が、ポポンデッタ製品はピンク色になってしまっています。マイクロは別パーツなので灰色。

 

あとヘッドライトのレンズも違い、4個並んだ前照灯マイクロエースはレンズに印刷して再現していますが、ポポンはライトユニット側で4個に振り分けています。

これについては後述します。

 

 

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(←マイクロエース ・ ポポンデッタ→)

細かい印刷はお手の物のマイクロ。屋根にあるパンタ注意表記が印刷されています。

 

後年追加された客ドア横の「座席指定」表記は、ポポンデッタ製品のみ印刷再現されています。

マイクロエースは貼付け前の時代がプロトタイプだと記載がありました。

 

 

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(↑マイクロ ・ ポポン↓)

方向幕はマイクロがガラス再現でステッカー選択式。

購入記事でレビューしましたが、内容豊富なステッカーが付属しています。

ポポンデッタは製品ごとに異なる行先が、窪んだモールドにあらかじめ印刷済み。

 

個人的に気になったのがポポンデッタは室内灯の保持部分が外から丸見えであること。

特急電車の大きな窓越しに不自然なものが見えるのは残念…。

マイクロエースは客室仕切り部分に設置することで外から見ても違和感のないようになっています。

車内の枕カバーも塗られていることもあり、室内灯を入れたくなるような製品です。

 

 

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(左からポポンとマイクロの交互配置)

妻面にも違いがあります。

ポポンデッタは転落防止幌の再現があり、一部配管が別パーツに。扉の窓ガラスも入っています。

マイクロエースは扉の窓ガラスはないものの、実車同様の色で塗り分けられており、表記も入っています。転落防止幌の再現はありません。

実車はリニューアルと同時に転落防止幌が取り付けられました。

 

 

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(←マイクロ ・ ポポン→)

 

 

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(↑ポポン ・ マイクロ↓)

屋根クーラーのモールド、ポポンは深め、マイクロはあっさりめです。

肉眼だとそんなに大差ありません。

 

 

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(↑ポポン ・ マイクロ↓)

 

 

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(↑ポポン ・ マイクロ↓)

床下の造形。先頭電動車のみ見比べてみましたが、マイクロは抵抗器ひとつひとつが別造形で、表から見えないようなところまで作り込まれています。

 

 

ライトレンズの表現が両者で違うのですが、実際に点灯させてみてどんな感じが見てみます。

 

 

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こちらはポポン

マイクロエースのプロトタイプと同じ電球ライト仕様の8両セットの片割れです。

4灯並ぶヘッドライトはライトユニット側に仕切りパーツがあります。

飛んでしまってますが種別灯はレンズに印刷で再現。

 

 

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こちらはマイクロ。

ヘッドライトはレンズに4灯の枠が印刷され、ポポンデッタとは点灯時の印象が違います。

種別灯はモールド再現です。

個人的にはポポンデッタのほうが好きかな…

 

 

 


いかがでしたか!?

 

好みがあると思いますし、どっちの製品が良い!というのは決めず、皆様に判断していただきましょう。

実際どっちも良いですからね~難しいです。

 

 

 

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なんか発売されたタイミングがちょうど買える時期だったので全部買っちゃいましたけど、冷静になって計算すると結構かかってるんですよね…

念願の製品化とはいえ…。

 

いやでも両メーカー1編成づつ買ったとして、重連するのにメーカー違いで混結するのも嫌だし…とかいろいろ考えてたらこうなりました。

 

 

近鉄の中では地味な路線の特急電車かもしれませんが、300mあるビルの下から奈良の山奥まで、なかなか良い走りをしてくれます。

興味があればぜひ乗ってみてください。

そして模型も…まだ在庫あるみたいですよ…

皆様の判断材料のひとつになれば嬉しいです。

 

では~