安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

2本目が登場!筑肥線 103系国鉄復刻カラー 車両見学会に参加しました。

こんにちは

6月21日、唐津車両センターで開催された

103系国鉄復刻カラー 車両見学会」

に参加してきました。

 

 

筑肥線を走る103系のうち1編成が、2023年から国鉄時代の色に復刻して活躍しているのですが、なんと2編成目が登場。

今度はJR仕様として出てきました。

 

2編成目の運用開始を前に、登場を記念して車両見学イベントが開催。

事前に告知されたイベント内容もとても気になるものだったので、即決で参加することになりました。

 

 

 

復刻カラー1編成目のお披露目会にも参加していたので、103系の見学会は今回が2度目になります。

 

anzensokusen.hatenablog.jp

▲その時の記事です。

 

 

 

当日

 

第一部に申し込みましたが、よく見ると受付時間が大阪からの始発新幹線では間に合わない!

ということでフェリーと電車を乗り継ぎ大阪から唐津へ…。

 

博多から西唐津が遠すぎる。

 


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唐津車両センター(佐賀鉄道事業部)に到着。

過去のイベントで何度か訪れており、すっかり知った場所になってしまいました。

 

諸説明ののち、ヘルメットを被って構内へ…。

 

 

 

お目当ての103系1500番台

国鉄カラーの2編成並びです!

 

1編成目が登場したとき、このカラーリングが見れることに大喜びしたものですが

まさか2編成目が登場して、こうして並びを見ることができるなんて…!

感無量です。

 

あと、103系自体が4運用に対して5編成で回しているため

このように車庫で2本並べるとなると、1運用を別形式で代走する必要があったりもします。

 

 

左が第1弾の国鉄仕様で、前面右上にJNRマークがあります。

右が今回登場した第2弾のJR仕様。

国鉄マークがない代わりに、側面に赤いJRマークが貼られています。

 

 

ところで、同じ103系ですが、左右の編成で顔が違います。

これは元々6両編成だったものを3両づつ分割運転ができるように改造したもので、上の写真で言う左側、幌枠のあるお顔は先頭化改造によって生まれたものです。

連結器やスカートの形状も違いますね。

それが種車の都合で博多方と唐津方にそれぞれ存在するので、こうした違う表情の並びが見れるわけです。

 

 

逆側の先頭へ回ります。

 

 

博多方の先頭です。同様の並びですね。

現行幕とはいえ、今では見れなくなった「福岡空港」表示が良いです。

 

今回は行先やライトなどの個別の要望には応えれないという事前案内があったので、もしかしてテールライトのままかと思いましたが…

 

 

ヘッドライトがつきました。一安心です。

 

 

前頭部をアップで。

前述のとおり、こちら側の先頭車も本来の先頭車と、先頭化改造の車両が並んでいます。

 

もし晴れていたら第一部のこのアングルは順光になるはずだったので少し残念でしたが、いろんな角度から記録できたという意味では、曇っていてもよかったなと思いました。

 

 

元々の先頭車(手前)と先頭化改造車(奥)で、保安装置の表記が違います。

改造車は先頭に立って地下鉄に入ることがなかったため、ATCを搭載していないんですね。

 

 

ここで、行先表示を変更しますというアナウンス。

幕回しが見れるのかと待機していたところ、一つ隣のコマ「博多」に変りました。

 

個別の要望には応えないということでしたが、時間を決めて変更してくれるのは良いところですね。

 

 

並びを撮っていて違和感があったのですが、この線路傾いていますね…。

まるで逆ハの字のようです。

 

 

だいたい見学時間の半分である40分が経過し、ここで一旦全員線路外へ待避。

このあと、2編成を併結した6両編成の姿が見れるとのこと。

 

 

参加者が見守る中、車両が移動…。

 

 

一旦駅側へ。

 

連結シーンを見せてくれるということで、再び線路内へ。

 

 

入れ換えで移動していた103系が戻ってきました。

 

車庫内に電車を留め置いての撮影会はあれど、車庫内で車両が動いているところを眺める機会ってあまりない気がします。新鮮でした。

 

 

一旦停止ののち、誘導によりゆっくり接近

 

 

再度一旦停止、いよいよ国鉄色同士が繋がります…!

 

連結の瞬間は珍しく動画を撮影してみました。

 

www.youtube.com

 

本来こういう動画は見やすい位置から一連の動作を全て収録するものでしょうが…、写真撮影のオマケだったので、本当に連結の瞬間だけです。

 

第一部の参加だったので、復刻国鉄色同士の連結作業はこれが初めてですね。

 

 

繋がりました!

2編成連結状態の103系1500番台自体久しぶりに見れたのに、それが両方国鉄色なんて…!

なんて贅沢なんでしょう。

 

 

連結作業が終了したので再び自由撮影です。

まずは唐津方先頭車から。

 

 

6両編成博多行き!

こうして編成全体を見ると、また感動します。

 

 

JR仕様は乗務員室後ろのほか、側面帯内にも赤いJRマークが入っています。

さっきは奥に留置されていたためよく見えませんでしたが、車両が移動したのですっきり見渡せるようになりました。

先頭同士の連結箇所を真横から。

国鉄色が復刻した2023年の秋ごろから貫通幌が外されたため、連結面には幌が無い状態です。

 

先頭化改造が行われたのはJR化後だったはずなので、実際にはこのようにJRマークのない車両とある車両が繋がる光景は存在していないのではないかと思います。

 

 

行先が「姪浜」になりました。

JR車の地下鉄線内運用ってあまりイメージがないですが、存在したのでしょうか…?

 

 

JNRマークがあった国鉄時代は6両貫通で、スカートがない頃の写真がよく出てきます。

こうして6両繋がった状態をアップで撮影すると、まさにその頃のようです。

 

というか、復刻色編成でおなじみの

「JNRマークあり、スカートつき」

の当時の写真を見ないのですが、過去に存在する組み合わせだったのでしょうか…?

 

 

で、こっち側です。

3+3の国鉄色といえば、やっぱりJR仕様であるのが正しい姿だなと思います。

写真でしか見たことないですが、こっちのほうがしっくりきます。

 

なので、ずっとテールライトのままだったのが残念です。

 

 

 

見学時間中に運転台も見れるということでしたが、前回のお披露目会でも見学した先頭化改造の車両ということもあり、今回はパスかな~と思っていました。

(元々の先頭車と先頭化改造車で運転台が少し違うらしくてそれが見れるなら見学したいなと思っていたため)

 

しかし連結作業後も引き続き運転台が見学できるということで…。

 

 

運転台越しに、連結した車両を撮影。

乗務員室内に入れること自体滅多にないのに、連結した状態の中間運転台なんて、もう二度とないかもしれません。

 

 

車掌台側も撮影。

ワイパーのアームがクリーム色なので、国鉄色同士だなとわかる一枚です。

 

 

3号車の向こうにも車両がいる光景、何年振りでしょうか。

 

車両外観の撮影に夢中になっていましたが、そういえばこれも撮っておかないといけない光景の一つでした。

すっかり忘れていたのですが、終了間際に気付いて良かったです。

 

 

車内見学後、車庫建物との間でもいろいろと撮影し時間終了。

あっという間の1時間半でした。

 

 

事前に告知されていた国鉄色の並びや6両連結状態のほかに、連結作業や車両細部まで見ることができて大満足でした。

「見学会」という名目だったのですが、これがもし「撮影会」であれば、光線や留置場所などに不満が出ていたかもしれません。

 

参加者も各回30名ということもあり、まったりとした雰囲気で過ごすことができたのもよかったです。

 

 

今度はまた、運用開始後に撮りに来たいなと思います。