前回記事の続きです。
京鉄博で201系がラッピングのうえ展示されました。
いいもん見れたな~と思ったのも束の間
見に行った次の日、京都鉄博のX(旧Twitter)にこんなポストが。

どんなのか出るのか気になりますが、この日は仕事。
一応カメラを持って出勤して、もし自分が見たいものであれば、休暇を貰って見に行けたらなと…。
開館後、SNSに上がった写真を確認
直後、上司に休暇を申請
午後、退社
夕方、京都着
さて、仕事を休んででも見たかったものとは…

これ!
スカイブルーにラッピングされたクハ201に、神戸ルミナリエのヘッドマークが取り付けられました!
まさか令和の時代にこの組み合わせが見れるなんて…。

正面から見ると少しオフセットした位置に取り付けられていました。
どうやら朝は真ん中に取り付けられていたものが、見学者の希望に応えて少しズレた位置に移動したようです。
なんでズレてる?
そうなんです。

ヘッドマークの絵柄が違いますが、実際に取り付けられていた写真がこちら。
編成や時期によりますが、201系ではこのように真ん中ではなく少しズレた位置によく取り付けられていました。
なぜなんでしょうね。
一般的には違和感のある姿が、逆に馴染みがある。
そんな電車です。

掲出されたヘッドマークは2004年に取り付けられていたものでした。
当時は今ほど撮り鉄というほどでもなかったので、記録していたのは環状線に取り付けられていたものだけ。
当時はヘッドマークって別に取り立てて珍しいものだとも思っていなかったのです。
ですが、この年が最後の掲出になったのではないかと思います。
クハ201側はルミナリエでしたが、逆のクハ200はというと…

ND606編成に取り付けられていた「合格祈願」のヘッドマークでした。
これ別に好きでもないのでガッカリでしたが、記録程度に一応撮っておきました。
東線開業だとか何周年だとか、せっかくから他のデザインが見たかったですけど…、それも残っているかもわからないですもんね。
この日は平日だったので有料エリア設定もなく、この展示線の特徴である屋根上見学デッキにも登ることができました。


まぁ今更201系の屋根なんて見るところも特にないのですが、クーラー交換時に露出した金具を記録しておきました。

この避雷器も交換が進んで、もう見なくなってきましたね。
まだ残っているのでしょうか。

ラッピングの境界もよく見えました。
4色ラッピングが施されている逆サイドは、乗務員扉の前までのラッピングでした。
屋根との境目も丁寧な仕上げです。

改めて車両を眺めます。
いやー良い姿です。
側面が4色だったり、展示場所が狭いこともあり、同じようなアングルの写真、特に縦構図が多くなってしまいます。

正面をアップで。
ルミナリエのヘッドマークって、西日本の電車に一番似合うヘッドマークではないでしょうか?(自分調べ)
これが現存するとわかったら、今度はクハ103-1にも取り付けてほしくなりますね…。

ヘッドマークを横から。
手すりに掛けるフックと別で、車体への支えがあるのがわかります。

かつて見た記憶はあるものの、手元に写真が残っていなかった姿を、博物館の入場料だけで見放題だなんて…嬉しすぎる出来事でした。
過去の201系の写真を検索すると、必ずといっていいほど出てくるヘッドマークとの組み合わせ。
それがもうすでに存在しない電車で再現してくれるなんて。
これを逃すともう絶対に見れないだろうと思い、こうして見に来たのでした。
ラッピングだけでも十分なのに、ヘッドマークまで。
ありがたすぎる企画に、本当に感謝です。
京都鉄道博物館の通期パスが欲しいですね。