新年2回目の記事は、阪堺電車の撮影記です。
毎年お正月、沿線にある住吉大社への初詣輸送として、阪堺電車は増発運転を行っています。
そんな阪堺電車を今年は1月1日と3日に撮影してきました。
まずは1月1日、元日に撮影したものから載せたいと思います。
前回の記事にしましたが、1月1日は日本橋へ鉄道模型の福袋を買いに行きました。
▲前回記事
お店のオープンまでに行けばいいと考えていたのですが、なんとなく早起きしちゃった1日の朝。
外を見るととても良い天気なので、このまま寝正月するのは勿体ない!と思い、阪堺電車を撮りに行くことにしました。
散歩がてら、歩いて松虫駅付近へ。
考えていたのは阿倍野~松虫間の併用軌道区間で、いつもは車通りの多いエリアですが、1日の朝なら交通量も少なくて撮れるんじゃ…?という予想でした。
しかし行ってみると建物の影が抜けていなくて全く撮れない状態。
この時期はダメなんですね…。
前置きが長くなりました。
松虫から電車に乗って北畠駅へ。
最初からこっち来ればよかったです。
ここも建物の影が多かったですが、なんとか隙間を探して構えます。
さっそくやってきたのは金太郎塗装のモ501形505号。
かつての塗装を復刻したものになります。
モ501形は数年前よりワンマンカープレートの撤去が行われているのですが、この車両はまだワンマンカー表示がそのままですね。
「補助ステップ車」のステッカーが無ければとても良いのですが…。
▲かつての姿。この頃は前面に広告枠もあり、車番もシールではなく立体の数字が貼り付けられていました。
モ161形の162号がやってきました。
赤色に黄色帯という目立つカラーリングは、北九州を走る「筑豊電鉄」とコラボしたもので、筑豊電鉄のかつて存在した「赤電塗装」を再現したものです。
こちらは、その筑豊電鉄にて復刻された赤電塗装車両です。
偶然にも数ヵ月前の旅行で訪問し撮影できておりました。
プロトタイプになっている赤電車両の写真がこちらに掲載されています。
手前に引いてもう1枚。右側にはコラボ記念の看板が取り付けられています。
行先表示の「あびこ道」の文字が赤色ですが、これは車庫のあるあびこ道駅に到着後、入庫する車両であることを意味しているそうです。
何枚か撮影しているうちに、建物の影がだんだん引いてきたので移動してみます。
東天下茶屋~北畠間の、専用軌道から併用軌道に入ってすぐの場所にて。
166号がやってきました。
V字の帯が目立つこの塗装は、かつて短期間に見られた試験塗装車を再現したもの。
2010年にも同様の塗装車が走っておりましたが、同じですよね…?
▲こちらは2010年の写真。
かつての試験当時と同じく、数日後には前面のV字が消されてストレートな黄色帯塗装になりました。(そのときの写真が見当たりませんでした)
他にもいろいろと撮影しましたが、今回は割愛いたします。
いい時間になったので電車に乗って撤収。日本橋へ向かいました。
正月早々、いい感じの撮り鉄が出来てとても満足でした…。
▲2005年の車庫イベント時に撮影
現在、阪堺最古の車両モ161形は4両が在籍しますが、新車の投入や列車の減便も進み、定期列車の運用に入るのは随分少なくなってしまいました。
撮りたいなと思っても、走っているかどうかもわからず…。
そこで列車が大増発するこの正月ダイヤでは、161形が動く可能性も上がる!というわけです。
この日は1時間ちょっとの撮影でしたが、2両撮ることができました。
お昼ごろになればさらに列車本数も増え、もっと確率が上がりそうです。
これ、他の日も天気よかったら見に来たいな…。
そう思った私は、1月3日にも再び訪れることになるのでした。
後編に続きます。