安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

近鉄の新車「8A系」を見てきました。

遂に登場した近鉄の新型一般車

8A系

が高安車庫の裏に止まっていると聞いて見てきました。

 

 

 

車庫の裏の薬局、閉店したのは知ってましたが更地になっていてビックリ~

 

さて

 

 

いました!(塀の外から手を伸ばして撮影)

事前にプレス発表や輸送中の写真を見たのでそのまんまですが、実際に目にすると「これか…!」と感動します。

なにせ20年ぶりの新車ですからね、驚きと衝撃でいっぱいです。

 

 

特徴的なお顔です。

赤色に黒のラインというデザインですが、特に車体側に凹凸は無く、赤と黒で塗り分けられています。

スカートは特急の22600系などと似た形状です。

 

細部を見てみます。

 

 

今風のデザインにもかかわらず従来通りの貫通幌と渡り板が付いていて安心感があります。

ヘッドマークステーもありますね。

最近増えてる更新車と同じように、ヘッドライトは下、種別灯が上でしょうか。

 

 

従来の車両だと前面の車番は向かって右上にありましたが、運転台下になりました。

転落防止幌が邪魔で、この角度からだと数字が全部見えません…。

8A40…と見えますが、8A401です。トップナンバーなので1。

 

 

ところで、輸送の目撃情報によると、編成は以下のようです。

↑難波

8A401(モ)

8A301(サ)

8A201(モ)

8A101(ク)

↓奈良

 

わかりやすいですね。

今回は奈良線京都線系統向けの8A系が登場しましたが、今後は大阪線名古屋線南大阪線の各線に投入されるようで、そこで気になるのは形式名。

8Aの8というのは奈良線の形式付番ルールに則っている気がするので、他線なら1Aとか6Aとかになるのかな…?と考えてしまいます。

 

 

 

側面を見てみましょう。

 

 

当初のプレス発表と異なり、赤と白だけで塗られた車体。

新車がこのカラーリングで出てくると、シリーズ21はどうしてあの色だったんだという疑問が再燃します。

赤白じゃない近鉄電車って…!?と。

もう見慣れましたけど、当時は衝撃的でした。

 

赤色は思ったよりも濃く、従来の近鉄電車と同じ色かな…?といった印象。

白は真っ白ですね。

 

 

台車はKD327だそう。

あまり詳しくないですが、見た目も特に新鮮味はないですね。

 

 

屋根よりも大きく飛び出た前面のオデコの裏が見えます。不思議な形状ですね。

ドアに向かって左側に半自動ボタンがありますが、先頭車の一番前だけは向かって右側のようです。

サッシの形から見るに、側面窓は向かって右側だけ開閉するようですね。

 

制御装置は三菱。

従来の車両では三菱製と日立製がありましたが、この車両はどうなるんでしょう。

 

 

パンタはシングルアームタイプ。

避雷器が装備されていたり、電気管と空気管が同じ側を通してあったり、従来の通勤車とは異なるものの、特急ひのとりと同じ仕様になっている点が目立ちます。

転落防止幌の形状もひのとりと同様ですね。

 

また、ホームドア絡みで昨今の車両によく見られる、車体上部の車番がこの車両にも記載されています。

 

連結面が広く見えますが、単に曲線部分に停車しているからかと思われます。

 

 

サ8A301を見てみます。

先頭車にもあったのですが、屋根のクーラーの隣に何やら機器が見えます。

ベンチレータとか…?一体何なのでしょうかね。

 

この時代なので車側監視用のカメラが付いててもおかしくないと思ったのですが、なかったですね。

 

 

付随車の台車はKD327Aのようです。

 

 

少し陽が出てきましたので、もう一度全体を撮ってみました。

さっきまでは濃いめのマルーン色の車体という印象だったのですが、光線が当たると鮮やかな赤色に見えます。

 

 

最後に正面寄りから。

この角度になってようやく前面の車番が全て読み取れます。

 

やはり前面上部、オデコの分厚さが目立ちます。屋根の形状とも合っていませんから単純なデザイン性だけかと思いますが、にしても分厚い…。

 

 

この日は休日だったため車両は留置してあるのみ。

日によっては電源も入っているようですが…。

次に見れるのは本線で走っている姿かな…?

 

 

 

デビューは10月とのこと。

 

置き換え対象は当然古い車両からです。

 

近鉄の古い車両(イメージ)

 

近鉄といえばこの電車。この顔。

プレス発表に載っている製造数を見ると、奈良線京都線系統の古い車両はすべて置き換えできちゃう計算です。

 

まだ奈良線以外では大量に走っていますから、全部置き換えるなんて何十年かかるんだという話ですが、それでも少しづつ消えていくのはちょっと寂しい気持ちになります。

 

 

新車に期待をしつつ、これまで親しんだ車両たちも悔いが残らないように記録していきたいですね。