今日もまた昔話です。
2008年3月に、おおさか東線の放出〜久宝寺間が開業しました。
その開業前である2007年12月、「直通快速」に使用される223系が事前に奈良電車区に送り込まれました。
おそらく、乗務員訓練などに使用する目的だったものと思われます。
大和路線を走り奈良電車区へと回送される223系4両(2007年12月16日撮影)
撮影場所は平野〜加美間。今では城東貨物線が完全分離して線路が3つ並んでいる場所です。
おおさか東線が開業前であったため、なんと初回は大阪環状線〜大和路線を経由して回送されたのでした。
後ろ。
城東貨物線の配線改良のため、こちらの線路だけ勾配が設けられました。
背後に貨物線の高架はあるものの、線路も架線柱もまだ出来ていなかった頃です。
この日に回送されたのは223系の2107番(現6107番)、MA04編成でした。
おおさか東線の直通快速に使用された223系はパンタグラフを2基づつ搭載した6000番台でですが、製造当初は6000番台ではなく、2000番台の5次車以降の続番として製造されものでした。
2008年1月、近畿車輛を出場し回送される223系2000番台(現6000番台)
2108番(現6108番)、MA05編成です。
後に6000番台へ改番され、性能制限を表すオレンジ帯が貼られました。
運良く情報をいただき撮影することができましたが、この区間を223系が走るシーンを見たのはこのときのみで、とても貴重な記録になりました。
今度は東線の開業前試運転のことなども記事にできればと思います。