安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

大阪環状線を走る、おおさか東線関連の回送列車(221系)

大阪駅まで延伸し、221系で運転されることとなった、おおさか東線直通快速

 

これまでの207系321系とは違い、運用の合間やその後に回送列車として大阪環状線に顔を出すようになりました。

 

221系環状線にやってくる!と言われても、何も珍しくないだろうと思ってしまいますが、これが少し特徴的な動きをしています。

 

もうダイヤ改正から3か月も経ったので新鮮味はありませんが、記録も兼ねて記事にいたします。

 

 

※この記事内では大阪駅地下ホーム〜西九条駅間を「梅田貨物線」と呼んでいます。

※記事内の写真は複数日、複数の列車を撮影したものを織り交ぜて掲載しています。



奈良から大阪駅に到着した直通快速

 

・平日は回送列車として奈良方面へ返却回送
・休日は折り返し奈良行き直通快速に充当

 

といった流れで運用されていますが、一部の列車で大阪駅到着後に環状線方面へ回送される運用があります。



◆大阪(うめきた)→西九条

 

普段は特急列車・貨物列車しか走らない梅田貨物線を走行する221系

 

梅田貨物線を走る221系といえば、不定期列車だと吹田工場の入出場回送、過去を遡ると新大阪発の快速紀伊田辺行きの運用などがありましたが、これからは毎日、日中にこの光景を見ることができるようになったわけですね。

 

 

野田駅を通過し、回送列車は西九条駅へ。

 

 

西九条駅の一番北側の側線へ入線。

ここで折り返して大阪駅へ戻る列車もありますが、一部の列車はゆめ咲き線へ入り、安治川口駅まで回送されます。



◆西九条→安治川口

ゆめ咲き線、西九条〜安治川口間にて。

工場に囲まれた区間を走ります。

 

進路は本線ではなく、安治川口構内の1番線へ。

 

安治川口駅ホームのひとつ隣の線路に入線します。

 

奥のほうで停車します。ここで折り返し。


安治川口→西九条

列車によりますが、5分ほどで折り返していくこともあり、なかなか慌ただしいです。

 

 

貨物ターミナルを横目に。

安治川口駅には吹田工場の入出場回送列車がたまにやってくるようですが、早朝か夜間だったと思うので明るい時間に見れるのは新鮮です。

 

 

下り本線を跨いで上り線へ。

 

 

平日だと朝ラッシュ真っ只中に走るので、ダイヤが乱れていると大変だなぁと思います。

↑この日も少し遅れていたので、安治川口駅に西九条行きの電車を待たせた状態でやってきました。

 

 

折り返し西九条方面へと向かいます。


◆西九条→大阪(うめきた

 

西九条駅の側線を通り、梅田貨物線で大阪駅へ。

ここは吹田工場への入場回送で見慣れた撮影場所ですが、順光の時間に撮影できるのはとても嬉しいところ。

 

福島駅横の踏切を横切り地下区間へ。


このあと大阪駅からおおさか東線経由で奈良方面へ回送、もしくは奈良行きの直通快速に充当されます。


◆西九条→森ノ宮

 

一部の列車は西九条駅環状線ホームに入線

環状線外回りで森ノ宮まで回送します。


さて、おおさか東線を経由してやってきた編成、つまりこの記事に掲載しているすべての回送列車は、大和路線から新今宮経由で乗り入れてきた編成とは向きが逆になっています。

 

 

これは大和路線からの区間快速列車です。

上写真と見比べると、スカートの形状、パンタの位置、トイレの有無などから、編成の向きが異なっているのがわかります。

並べて言われたらわかるかな…というくらいの違いですが、面白いですね。



森ノ宮安治川口(休日ダイヤ)

上で紹介した森ノ宮への回送列車は平日、休日ともに1本づつ設定されています。

 

平日ダイヤではそのまま森ノ宮支所に入庫し夕方までお休みなのですが、

 

休日ダイヤではすぐに折り返して再び安治川口へ。

 

運用の都合でしょうが、行ったり来たりと、なんとも無駄の多いような動きに感じてしまいます…。

 

梅田貨物線と環状線の野田方面は西九条駅で直接折り返しができない構造なので、そのあたりの関係もありそうです。


森ノ宮天王寺→西九条(平日ダイヤ)

 

平日ダイヤで、森ノ宮支所に入庫した編成は、夕方の大阪発直通快速に充当されます。

 

先に紹介した運用とは異なり、この列車は夕方に森ノ宮支所を出庫し、環状線外回りで西九条へ、西九条から梅田貨物線に入り大阪駅うめきた)へ回送されるダイヤになっています。

前述のとおり、編成が逆向きのまま環状線を周回する221系…。


・・・

 

ここまでは全て直通快速の車両でしたが、普通列車にも回送列車の設定があります。


大阪駅うめきた)→西九条

平日、休日ダイヤともに、早朝と夜、折り返しの合間に西九条へ回送されます。


直通快速は8両または4両+4両での運転ですが、普通列車は6両編成。

そして6両編成は全て共通運用のため…


緑色が目立つ「お茶の京都」ラッピング、NC604編成も回送列車としてやってきます。


◆西九条→大阪駅うめきた

 

ここで撮りたかった念願の1枚。

1編成しか居ないので、運用と天気次第といったところでした。
あと被りもギリギリで…。

 

折り返し時間の合間に西九条駅までやってくるため、すぐに帰っていきました。

 

わざわざ回送するということは、その時間に大阪駅のホームを開けないといけない理由があるんでしょうけど、果たして…?


同じ運用が夜にもあります。

 

停止位置は共通なので8連でも6連でもこの位置。



・・・



さて、回送関連で確認したおおよその時刻をまとめておきます。

あくまでその日の目撃時刻であり、これが定刻なのかどうかわかりませんが、撮影される際の目安にしてください。



【平日】

2403S(大阪着)→西九条6:20-27→2406S(大阪発)

2101M(大阪着)→西九条7:31→安治川口7:36-7:55→西九条8:00-8:38→うめきた→奈良へ回送

2103M(大阪着)→西九条7:52→安治川口8:02-8:08→西九条8:14→森ノ宮
森ノ宮→鶴橋1652→西九条→2102M(大阪発)

2527S(大阪着)→西九条22:36-22:41→2530S(大阪発)


【休日】

2403S(大阪着)→西九条6:20-27→2406S(大阪発)

2101M(大阪着)→安治川口9:39-9:44→西九条9:50-9:51→森ノ宮
森ノ宮→西九条10:50→安治川口10:57-11:03→西九条11:08→2104M(大阪発)

2103M(大阪着)→西九条9:50-10:08→2102M(大阪発)
※指定日のみ運転

2525S(大阪着)→西九条22:36-22:41→2530S(大阪発)


上記以外の列車は大阪駅のホームで直接折り返しとなります。


休日の2103M〜2102Mは、「特急まほろば」の運転日のみ西九条へ回送されるようで、
運転のない日に待っていたのですが来ませんでした。

 

同じ理由で、今後臨時列車が設定されることで、前例のない回送列車が走るという可能性も考えられますね。


 


いかがでしたか?

 

今まで、たまにしか見ることが無かった

 

・梅田貨物線を走る221系
・ゆめ咲き線を走る221系
・編成が逆向きの221系

 

が毎日走るということで、221系好きな私にとっては少し楽しいダイヤ改正でした。

 

まだ撮りたい場所や編成があるので、今後も狙ってみたいなと思います!

 

 

おわり