安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

『京阪特急で行く富山の旅』 地鉄の貸切電車に参加しました。

京阪の初代3000系電車のダブルデッカー車が富山地方鉄道に譲渡されてから、今年で10年になります。

もう10年です、早いものです。

 

記念すべき年に有志による貸切列車が運転されるということで、参加いたしました。

 

2023年8月27日。

 

前日には地鉄電車縛りの模型運転会が行われましたが私は所用のため参加できず。

凄い楽しそうで羨ましい限りです。

次回があれば参加したいところです!

 

 

ということで当日入りして電鉄富山駅

受付を済ませてホームへ入ります。

 

久しぶりに訪れた電鉄富山駅。以前とは大きく変わっていました。

 

 

稲荷町から回送されてきました10030形、京阪特急カラーの10033編成です。

今回は連結器カバーを外していただきました。

 

 

運用の都合上、今は2両編成で使っており、ダブルデッカーを挟むことも出来ない。ということでしたので残念ながら2両編成です…。

そのうえに今回は約60名の方にご参加いただきまして、これみんな座れるのか…?と心配しておりましたが、全然大丈夫でしたね。

 

電鉄富山を出発し上滝線を経由し岩峅寺へ。

本線上で転線して立山線ホームへ入線しました。

 

 

途中の停車時間には看板などの装飾を取り付け。

ここでは方向幕周りをかつて見られた白色に、前面には立山号の看板が取り付けられました。

当たり前のように取り付けられていますが、この編成には看板掛けがありませんので、看板掛けを兼ねた鳩マーク隠しを参加者が自作しています。

 


立山線を上り、寺田へ。

 

 

ここではアルペン号の看板が取り付けられました。

 

 

転線して本線側へ。

写真でしか見たことない昔の光景が目の前にあります。感動です。

 

 

ここから本線を走行します。

 

上市で折り返し、次は早月加積へ。

 

 

方向幕に収録されてない行先はラミネートが用意されています。

 

前は舌山、後ろは西魚津でした。こういうのも良いですね。

 

舌山。

 

ここでは看板は掲出せず、方向幕に急行を表示。

看板も鳩もないすっきりとした姿、これも良いですね。

 

終点、宇奈月温泉に到着。

ホーム奥の引き上げ線で少し撮影タイムです。

 

 

 

 

 

晴れたり曇ったりと。

もともと悪天候の予報でしたので晴れ間が見えたのは嬉しかったです。

 

ここでお昼休憩です。

60人ほどを宇奈月温泉まで連れてきて自由時間を設けているわけですから、いくらか経済効果があったのではないでしょうか?

 

時間になりましたので改札内へ。

 

 

引き上げ線からホームに到着した33には「うなづき号」の看板が。かっこいい〜

 

たまたま反対側のホームに30形が居たので一瞬だけ鳩マークを掲出。

前回もやりましたけど、案外似合ってると思いませんか?

 

列車は富山方面へ。

 

 

内山駅にて。

ここでは鳩マーク特急の電鉄富山行き。

いろいろ装飾を付けていたのでこの姿が逆に珍しかったりして…?

 

 

車内にも装飾がありました。

 

 

電鉄黒部に到着。

ここでは端から端まで幕回しなどが行われました。
33側にだけ「快速急行」の幕が入っているのが珍しいらしい…?です(画像なし)

 

 

34側はラミネート快速急行に。

 

 

早月加積に到着。

 

 

前回同様ここで京阪時代の再現を実施しました。

幌枠、看板受け、看板、すべて参加者の自作品。すごいです。

 

 

何度見ても良い「最終回送」


装飾は停車中にしか実施できませんので、ある程度でお片付け。

 

 

上市。

対向ホームに停車していた60形に看板を取り付け、うなづき号の並びが実現!

 

 

さらにカターレ富山のラッピング編成が到着、こちらも行先が変わりなんと上市駅で特急の3並びが実現!

これはすごい…!

 


電車は稲荷町へ向かいます。

 

途中、常願寺川鉄橋では徐行が数年ぶりに解除されたということで高速で通過!

貸切列車だと撮影者の為に徐行してあげるのが定番の場所ですが、今回は定期列車よりも早いくらいの速度で通過しました(撮影者は居ませんでした)

 

 

稲荷町では車庫内で撮影会を実施。

 

 

入れ換えを行い、先ほどまで乗車していた10033編成と、地鉄名物デキ12021を横並びで。

 

 

急行立山号 新形式車運転 の看板が取り付けられました。

私は写真でも見たことないのですが、かつて実在した看板の再現でしょうか?

 

ここで車両の移動を行い、33の顔横にダブルデッカー車を配置。
実はデキにはダブルデッカー車を連結しておりました。

 

 

まずは大井川鉄道の再現、昔の大型看板と

 

 

鳩マーク復元後の姿。

ほんとは大井川にはスカートがついてないですが、雰囲気は良いですね!

 


では、幌枠などの装飾も取り付けて…

 

 

京阪時代の再現で、さらに隣にダブルデッカー

減車していたからこそ実現できた並びです。

 

 

更新工事後、前面扉に種別行先表示が埋め込まれていた時代の再現です!

いやー懐かしいですねこれ!

新3000系が出るからって8000系30番台とかいうのに改番されちゃったあの頃を思い出します…。

 

 

ダブルデッカー10周年の看板を掲出。

 

この看板、京阪3000系ダブルデッカーが10周年を迎えた2005年に取り付けられていたもので、今回の「地鉄ダブルデッカーエキスプレス10周年記念貸切」の趣旨に合う!ということで同じものを参加者さんが製作しました。

 

一部の参加者さんはこのイベント用のオリジナルデザインだと思っておられたようです。
まぁ私も実際に取り付けられているところは見たことなかったのですが…。

 

 

この看板を取り付けた編成と、隣には10周年、さらにその後も活躍を続けるダブルデッカー車の並び。

京阪時代でも見ることができなかったシーンに感動します…。

 

 

馬連絡の看板を取り付けて2枚看板に。

実際にあった組み合わせだそうです。

 

 

さらに!京都地下線開業の看板を取り付け!

写真で見たことあるやつだ!と感動しておりました…。


これももちろん参加者さんの自作品。

サイズも大きいですし、思いついてもなかなか作れるもんじゃないと思います。すごいです。

 

 

デキを移動させて2両単体で。

看板はうなづき号にダブルデッカー10周年という組み合わせに。

これ地鉄で実現してほしい…!という声もありました。

 

 

最後は10033編成を庫内に撤収し、デキ12021+ダブルデッカー車31号を単体で撮影。

京阪からの譲渡された際に、実際に上市→稲荷町まで回送したのがこの組み合わせでした。

(ブルーレイで見たので知っています)

 

この組み合わせ自体は稲荷町の車庫でたまに見かける気がしますが、こちら側から見るのは新鮮ですね。

パンタも上がってライトもついてて良いです。

 


以上で撮影会は終了。

約7時間の濃い〜貸切はあっという間に終わりです。

 

 

今では富山地方鉄道、そして富山県に激ハマり中のワタシ。

思えば、きっかけは10年前に京阪ダブルデッカーを追いかけて初めて富山に行ってみたからでした。

あの頃は走っている姿を見るだけで感動したものですが、そこからどんどん深入りしていき…あれから10年、こんな機会に恵まれるとは思ってもいませんでした。

 

ご参加の皆様ありがとうございました~

また富山で会いましょう!