こんにちは。
先日、富山へ旅行へ行きました。
久しぶりに宇奈月温泉に泊まりたいねということで友人たちと一緒に。
目的はそれとして、では他に何をしようか?というなかで、冬季運休の黒部峡谷鉄道で冬のプレミアムツアーをやっていることを知り、事前に申し込んで参加しました。
そのレポートです。
まずは富山駅より新幹線で黒部宇奈月温泉駅へ、そこから富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉へ向かいます。
時間があれば地鉄だけでゆっくりと行きたかったところですが今回は課金を…。
ちょうどお昼過ぎの良い時間で、宇奈月温泉へ向かうお客さんが多い時間帯でした。
駅もそれなりの混雑。
区間運転のエリア特急「くろべ」も走っていますが、この新幹線とは接続が無かったため普通列車に人を詰め込んで宇奈月温泉へ向かいます。
宇奈月温泉に着きました。
ダブルデッカーを脱車した京阪特急が止まっていました。
今年は暖冬ということであまり雪もなく少し残念。
雨は降っていました。
本来開いているはずの入口はシャッターが閉まり、その前には雪が積もっていました。
駅舎内で受付を済ませ、出発時刻まで待ちます。
空きがあれば当日でも参加OKのようで、現地で申し込みされている方もいました。
冬季は営業していませんので、普段の改札口は閑散としていました。
長机はツアー参加者のアンケート記入ブースです(終了後に書きました)
時間になりましたので案内があり、ツアーの出発です。
まずは「黒部川電気記念館」へ向かいます。
つきました。
駅の向かいの建物です。
施設の方のご案内により概要説明があったのち、約20分の自由見学です。
黒部川とダムの歴史や仕組み、トロッコ列車について学ぶことができます。
ここは入館無料というのもあって、ちょっとした時間潰しにと2回くらい入ったことがあったのですが、久しぶりに館内をじっくり見た気がします。
お時間になりましたので移動。黒部峡谷鉄道の車庫へ向かいます。
ツアーは1日4回設定されていますが、うち3回が車庫見学、あと1回はセレネ美術館見学コースとなっています。
ここが車庫の入り口なんですね~
到着しました。
車庫というか工場ですね。
担当の方からのご説明ののち、ここでも約20分の自由見学です。
ここからは一眼カメラで撮った写真が混ざります。
検査中で上回りだけになった車体
部品が所狭しと並んでいました。
冬の間に一斉に検査をするようで、この期間中は駅や乗務の方も工場で検査作業をやっているんだとか…。
運転台にも入れました。
とても狭く、これで欅平まで運転するのは大変そうです…。
客車は別の場所で検査を受けていました。
編成の組み合わせがあるのでしょうか、組成されたままで台車を抜かれていました。
見学時間は終了。あっという間でした。
次はトロッコの乗車体験ですが、このまま直接駅へ行けるとのこと。
工場の建屋を出て外へ。
車庫線ですが、半分くらい雪に埋まっています。
客車はシートを被せられて冬を越します。
この角度から駅を見ることは無いので新鮮ですね…!
乗車する編成は前後にディーゼル機関車を連結し、間にリラックス客車3両を繋いだ編成です。
冬の期間中は架線を撤去していることもあり、ディーゼル機関車でを使用。
普段客車を牽くことが無いので貴重ですね。
係りの方に見送られて出発。
客車はシートを被って車庫に並べられていましたが、機関車はというと宇奈月駅下の線路に留置されていました。
一旦停止などもあり、かなりゆっくりとした速度で進みます。
列車は新山彦橋へ。
ゆっくりと黒部川を渡ります。
手前にある旧山彦橋と遊歩道も冬季は閉鎖されていますので、この角度から宇奈月の街を見れるのはこのツアーだけですね。
橋を渡った先のトンネル内で停車。ここで折り返しとなります。
今度は後ろに繋がっていた機関車が先頭に。
先ほどとは逆側の風景です。
駅に帰ってきました。
繋がっていたはずの機関車がいません。トンネル内で外してきたようです。
ここでツアーは終了。
1時間半ほどの体験でした。
こちらは次の日に撮影したツアー列車。
ディーゼル機関車に挟まれた客車という特異な組成が遠くからでも目立ちます。
運休期間中にもかかわらず、工場内の見学や列車の乗車などを体験できる、まさに「プレミアム」なツアーでした。
楽しかったですし、また機会があれば参加してみたいなと思います。