大阪の淀屋橋と京都の出町柳を結ぶ本線と、その支線からなる鉄道「京阪電鉄」
みなさんは「京阪電車」というと何を思い浮かべますか?
黄色と赤色の「京阪特急」
車内にテレビを搭載した「テレビカー」
普段とは違う車窓が楽しめる「ダブルデッカー」
真っ白な6000系が止まってるのが見えがちな「寝屋川工場」
いろいろありますよね。
私が思い浮かべるのは
「京阪5000系」
なんと、オール5扉車の通勤電車です。
▲これですね。
存在を知ったのは子供向けの本ですね。
初めて見た時は衝撃的でした。ドア多すぎ!
多扉車って、関西では全然馴染みが無いんですよね。
関東だと山手線の6ドア車とか、日比谷線の5ドア車とか…。
それも編成全体ではないですよね。
関西在住でも京阪には馴染みのなかった私
初めて実車をみたときは、これまた衝撃を受けたのでした…。
ある日の撮影記録
朝ラッシュにはたくさんの電車が行き交います。
5ドアを生かして5000系も走ります。
A線を行く下り通勤準急と上り回送列車
5000系同士の並びだ!と思ったら
振り返れば上りB線にも5000系の各駅停車が。
発車していったな~とカメラを向けると
先ほど走っていった上り回送列車と各停、さらに下りB線にも5000系が!
1つの構図に収めることができず残念ですが、わずか数秒間の間に5000系が4本走ってきた瞬間でした。
好きな車両なので、こういったシーンを見ると嬉しくなります。
こんな感じで、京阪電車を撮りに行くと、当たり前のように走っている存在でした。
さてそんな京阪5000系、すでに廃車が発生しているのはご存知でしょうか。
京阪5000系は7編成が在籍していました。
そのうちすでに3編成は廃車となっており、なんと早いもので2016年には第7編成が廃車となっていました。
追って2018年に第2編成、第4編成が廃車になっています。
▲ラストナンバーにもかかわらず、まず最初に廃車になった第7編成
残りは4編成です。
先日、京阪電車から、京阪5000系に関するプレスが発表されました。
京阪5000系50周年記念イベントに関するプレス。
その中には、2021年1月29日で京阪5000系の5扉車としての運用を終了するという旨の記載がありました。
つまり、現在平日の朝ラッシュ時に5扉すべて開閉扱いとしているものを、うち2扉は終日閉鎖して、ただの3扉車として使用する ということです。
ラッシュ混雑対策用として登場した京阪5000系ですが、ついに3扉固定運用となるようで、可動座席の昇降シーンも見れなくなるようです…。
今は5扉運用があるので、5000系のみ専用の運用が仕立てられていますが、3扉車として運転するなら他形式と共通運用にならないかな…?急行列車が増えたり快速急行に充当されたりしないかな…?とちょっとだけ期待しております。
しかし、それより前のプレス発表において、京橋駅にホームドアを設置するにあたり、他車とは扉位置の違う5000系自体が引退ということがすでに予告されています。
詳しい時期は未定ですが、形式そのものが消滅することになります。
特徴ある車両が消えてしまうのは、寂しいですね…。
実は京阪5000系はなんと50周年!
(クハ103-215,216,225,226は1973年製造)
最近、無くなってから「もっといっぱい見ておけばよかった!」と思うことが多々あります。
あと少しの活躍かもしれませんが、悔いのないように記録していきたいですね!
こういう記事ってどうやって締めたらいいんだろう…。