安全側線だいありー3

いろいろな話をします。

大和路線201系 最後の走行シーンを見送る

こんにちは

大和路線の電車の思い出話をしたところですが、今回はその最後の電車を見送ってきたお話をしたいと思います。

Xに投稿したものと同じですが、追記したものをこちらにも残しておきます。

 

 

 

【2025年3月14日】

 

ついに訪れた201系最後の日。

 

この数日前から、61A運用に入った201系は朝の王寺駅到着後そのまま奈良に回送して運用離脱

午後からの61A運用は221系が出庫してきて置き換えられるという流れができていました。

 

最終日も同じく、朝だけ走って運用終了になるということで、その姿はもちろん見送りたい。

じゃあどこで見送るか。

ほぼ即決で、ある場所を思い付きました。

 

 

遡ること7年前…

 

 

何の変哲もない光景ですが、これは2018年1月に撮影した、103系の最後のJR難波行きの写真です。

大和路線で活躍した6両編成の103系の営業列車を最後に見送ったのがここ、百済貨物ターミナル付近の陸橋からでした。

 

 

実はこれは狙った構図というわけではなく、本当は東部市場前のホームから撮ろうと思っていたところ、財布を忘れて駅の中に入れず、取りに戻る時間も無いので仕方なくここで撮ったものだったりします。

でも逆に自分が撮ったことないアングルで、手前の機関車も良いアクセントでお気に入りの一枚だったりします。

 

そんな思い出があるので、201系もここで撮ろう!と思ったのでした。

 

 

ということで撮ってきたのがこれです。

本当に何の変哲もない一枚になりました。機関車も不在。

これが最終日かどうかなんて言われないとわからないし言われてもわからない、完全に自己満足の一枚です。

でもいいんです、これで。

 

103系も201系と同じく、61A運用の朝入庫で終わりでしたね。

あちらは快速運用でしたが。

 

 

 

さて残るは復路の列車、王寺行きです。

103系は前述の理由から難波行きだけ見送って、急いで家に帰って職場へ直行したので最終列車の写真がありません。

 

じゃあ同じことはできないので、何かいい場所はないか

撮らずに乗ってもいいけども…

 

いや、あそこへ行こう

 

 

ここです。

前回記事でも触れたのですが、私がひたすら運用調査兼撮り鉄をしていたのがここ

東部市場前から平野へ向かうカーブ、通称ゴリラカーブでした。

 

 

ちょうどこの前にゴリラのオブジェが飾ってあるビルが建っていることに由来し、一部のファン間でそう呼んでいました。

今は百済貨物の工事により線形も変わり、柵も高くなったので撮りにくくなってしまいました。

 

最後の王寺行きは、何度も電車を眺めたここにします。

 

 

ゴリラと一緒に撮ることも考えましたが、ここは無難に。

やっぱり何の変哲もない写真…順光ですらありません。

でもやっぱり思い出にはなりますね。

 

ある頃から合格祈願と書かれたヘッドマークが掲出されていたND606編成が最終運用編成となりました。

ヘッドマーク企画自体は面白いなと思うのですが…まさか最終日まで掲出したままとは…。

 

 

そして後追い。

平野駅に向かって走り去っていくこの光景も、もう見れないんですね…。

 

 

これにて最後の営業列車の撮影は終了。

ちょっと寂しい気持ちを切り替えて仕事へ…。

 

 

 

【2025年3月16日】

 

最後に活躍したND606編成。

なんと日曜日に疎開回送があるとのこと。

 

仕事休んででも最後は見たいと思っていましたが、ありがたいことです。

 

 

ここまでの話でもう想像がつくと思いますが…。

 

遡ること7年前

 

 

103系NS617編成の廃車回送を見送ったのはここ、東部市場前駅のホームでした。

ここでも散々いろんな電車を撮りましたからね、思い入れしかないです。

 

ということで…。

 

 

なるべく同じ構図になるよう立ち位置を調整して撮りました。

いつもの場所、いつもの電車。

ヘッドマークも取り外し、見慣れた姿に。

 

あの頃に比べるとカメラを向ける回数もめっきり減ってしまいましたが、これも最後かと思うと…。

 

 

 

 

そして後追い。

誰にも目を向けられることもなく、ゆっくりと通過していきました。

そりゃそうですよね、珍しくもなんともない電車です。

 

 

姿が見えなくなるまで、目に焼き付けました。

 

黄緑色の電車が大和路線を離れていく。

103系を見送った時よりも寂しさが…。

 

 

列車はこのあと宮原へ疎開という形で回送されました。

 

・・・

 

最後の営業列車、そして大和路線を走る列車をこうして地元で見送ることができ、ひとまずよかったです。

暫くのあいだ喪失感は残りますが、いつまでも悲しがっていられません。

切り替えていきましょう。

 

あぁ~